Uniloyは40年以上にわたり、低圧発泡成形装置を製造してきました。 年数がたつにつれ、装置は老朽化し、業界の技術は進歩します。 Uniloyが新しい装置に組み込んでいる最先端技術を使って、お客様の装置能力を拡張する方法をご紹介し、今後の発展をお手伝いします。 Uniloyはもとの装置を製造したメーカーであるため、リビルドを順調に進めることができます。 つまり、Uniloyにはお客様の装置に関する文書がすべてそろっており、破損、摩耗、紛失した部品があれば、純正交換部品を製造することができます。

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リビルドプロセス

すべてのリビルドは、米国オハイオ州アフトンにあるUniloyの製造施設で行います。 最初に装置をベース部分まで分解します。 次に、全体の洗浄と再塗装を行いながら、装置をもとどおり組み直します。その過程で、指定どおりに部品を修理または交換します。 最後に試運転を行い、お客様の承認をいただきます。 お客様のニーズに見合うようリビルドの度合いを調整します。

通常、Uniloyのリビルドプログラムは、異なる2つの分野に分かれています。

1. 装置のアップグレード:導入時を上回る部品にアップグレードできる部分です。 18種類の具体的なアップグレード詳細を以下にご紹介します。

2. 装置の再調整:部品の修理や交換で装置が「新品同様」の状態になる部分です。 再調整の対象となる6か所は以下のとおりです。

セクションI: 装置のアップグレード

アップグレード1: 最先端のB&R PLC制御

  • 旧式のMaco 8000とSiemensシステムを交換
  • 旧式で調達困難な部品の在庫を確保しているため、稼働停止時間なし
  • 廉価な制御カード
  • 高価なデルタ結線閉ループカードを一掃
  • プロセス制御を高速化、1ミリ秒の応答時間
  • 画面更新を高速化
  • タブ操作で画面移動を高速化
  • 精度、確度、再現性を向上
  • データの収集および保存機能を向上
  • 履歴データ管理ファイル
  • 診断機能とアラーム機能を拡張
  • 閉ループ位置ベースクランプ制御で開閉時間を短縮
  • ヒーターバンドのバーンアウトを検知
  • コンパクトフラッシュメモリー:摩耗するハードディスクは不要
  • USBメモリスティックでメニューを無制限に保存
  • USBポートでプログラムをアップロードし印刷
  • お客様のネットワークとつなげられるEthernet接続
  • 将来の改良版ソフトウェアのアップロードに対応
  • 一段と大きい15インチ型(381 mm)高解像度タッチスクリーン
  • 設定と操作が簡単なスイング式オペレーターステーション
  • 多言語対応画面(英語、スペイン語、中国語など)

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15インチ型(381 mm)カラーモニター

アップグレード2: 独立したシーケンシャルノズル制御

  • ノズルの手動調整が不要
  • 独立したノズル開閉(射出位置調整機能)
  • キャビティ単位での射出量制御
  • 閉ループ速度制御
  • キャビティ単位での射出量配分制御
  • 溶接線を目立たなくするウェーブフロー機能
  • シーケンシャル閉鎖により過充填を防止
  • PCに設定を保存する機能
  • 全般的なプロセス制御の改善
  • 部品重量、キャビティ圧力、フラッシュ、応力を低減

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ノズルのマニホールドと制御バルブ

アップグレード3: あらゆる温度範囲に対応するソリッドステート接触器

  • 水銀接触器を交換
  • 信頼性を向上
  • 「地球にやさしい」
  • 想定寿命が延長
  • 「バウンス」なし
  • 低接触抵抗
  • 迅速なオン/オフ切り換え機能
  • 静音動作

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アップグレード4: 安全ゲートアセンブリ

  • ANSI(米国国家規格協会)に準拠
  • 強度が向上
  • 信頼性を向上

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ゲートアセンブリ

アップグレード5: 安全ゲートインターロックスイッチ

  • ANSI(米国国家規格協会)に準拠
  • 信頼性を向上
  • 一段と長持ち
  • 耐久性が向上
  • 無接点磁気結合

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安全インターロックスイッチ

アップグレード6: 交流ベクトル制御による空冷式押出装置駆動

  • 信頼性を向上
  • 変速
  • 耐久性が向上
  • 最高レベルの省エネ機能

アップグレード7: エアバレル冷却

  • 液冷式バレル部品を一掃
  • メンテナンスとそれに関連する稼働停止時間を一掃
  • より正確な温度範囲制御
  • 漸次的温度制御でラインの熱衝撃を防止

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エアバレル冷却

アップグレード8: メルトリリーフシリンダーとスタンドオフの改良(内径82.55 mm(3.25インチ)のシリンダーのみ)

  • 新しい改良型ロッドシール設計でシール寿命を2倍に延長
  • 新しいステンレス鋼製ピストンロッドで素早く放熱し、シール部を断熱
  • ステンレス鋼製スタンドオフで熱がこもる面積を縮小、放熱を促進
  • 漸次的温度制御でラインの熱衝撃を防止

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メルトリリーフシリンダーとスタンドオフ

アップグレード9: メルト遮断

  • モーター停止中は押出装置とメルト射出装置の間のプラスチックの流れを遮断し、射出時は押出装置に対するプラスチックの逆流を防止
  • 射出を改善し再現性を向上
  • 材料口部分のプラスチック架橋を抑制
  • 射出中に頭部にかかる圧力を低減し、メルトリリーフにかかる応力の発生を事前に抑制

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メルト遮断

アップグレード10: メルトディバーターの改良

  • 現行スタイルに合わせ、鋼製本体を特殊塗装済み本体または塗装済みスリーブと交換
  • 青銅製ディバーターロッドを特殊塗装済みロッドと交換
  • ディバーターの寿命を3倍超に延長

アップグレード11: メルトディバーターのプログラム変更

  • 射出時に遮断弁のように動作する機能を果たすようメルトディバーターの機能を変更

アップグレード12: ANSI/SPI b151.1安全要件に準拠(安全ゲートとインターロックスイッチ以外)

  • プラテンエリア内の緊急停止機能
  • パージパン/メルトリリーフのインターロック
  • 安全表示
  • 二重確認によるゲート安全機構
  • メルトリリーフ防御機器
  • Catrac防御機器

アップグレード13: ホッパーの低残量アラームと押出装置のシャットダウン

  • ホッパー内の材料が少なくなるとオペレーターに通知
  • 運転可能な下限量に達すると、押出成形装置をシャットダウンし、窒化ガスの供給を停止
  • ホッパーへのガスの逆流を防止
  • 材料がない状態での押出成形装置の運転を防止

アップグレード14: クランプの作動油タンクの低残量アラームとシャットダウン

  • オイル残量が少なくなるとオペレーターに通知
  • 重大な損傷が発生する前に油圧システムをシャットダウン

アップグレード15: 作動油タンクの温度制御とアラーム

  • 作動油温度設定機能
  • 温度の上限と下限でアラームを発し、オペレーターに問題発生の可能性を示唆
  • 設定された上限に達すると、装置の油圧システムをシャットダウン

アップグレード16: 押出成形装置の破裂板をシャットダウン

  • 破裂板に近接スイッチ装置を追加
  • 高圧で破裂板がオフになると、押出成形装置をシャットダウン
  • メルトリリーフ弁エリアへのプラスチックの過充填を防止

アップグレード17: メルトマニホールド平板ヒーター

  • カートリッジヒーターを交換
  • 交換が簡単
  • 加工寿命が延長
  • より一貫性がある温度制御

平板ヒーター

アップグレード18: 軽量なメルトマニホールドエクステンション

  • もとの設計の約半分まで軽量化
  • 人間工学に基づいた改良
  • 温度制御の信頼性が向上
  • メンテナンスが簡単

セクションII: 装置の再調整

交換と整備1: クランプの復元

  • クリーンな表面研削プラテン
  • 取り付け穴の形状を復元
  • Tスロットの形状を復元
  • タイバーの洗浄と研磨、または交換
  • プラテンブッシングを交換
  • タイバーのナットを交換
  • タイバーのカラーを交換
  • 安全バーの耐衝撃パッドを交換
  • 金型の取り付け位置以外を再塗装

作業前

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作業中

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作業後

交換と整備2: 油圧系を復元

  • アキュムレーターを修理(シールやブラダーの交換)
  • 指定された油圧部品を交換
  • 必要に応じて油圧系のホースを交換
  • 必要に応じてOリングとシールを交換
  • 熱交換器の検査と修理、または交換
  • プレフィル弁を整備
  • クランプや移動シリンダーを整備
  • メルト射出シリンダーを整備
  • フィルターを交換

交換と整備3: 押出成形装置とメルトリリーフ弁

  • ヒーターバンドを検査し、必要に応じて交換
  • 熱電対を検査し、必要に応じて交換
  • メルトリリーフ弁、弁座、ステムを交換
  • 金属製Oリングを交換

交換と整備4: 充填パイプとメルトディバーター/遮断機能

  • ヒーターバンドを検査し、必要に応じて交換
  • 熱電対を検査し、必要に応じて交換
  • 金属製Oリングを交換
  • 遮断ロッドを交換

交換と整備5: メルトアキュムレーター、メルトチューブ、メルトマニホールド

  • ヒーターバンドを検査し、必要に応じて交換
  • 熱電対を検査し、必要に応じて交換
  • バレルとチップを交換または修理
  • 金属製Oリングを交換
  • 火かき棒を交換
  • 絶縁体を交換
  • 取り付け穴を修理

交換と整備6: 空圧式高圧気体システム

  • 必要に応じて計器とバルブを交換
  • レギュレーターを交換または修理
  • 窒化ガスバルブを交換
  • マフラーを交換

リビルド保証

リビルドにはすべての追加部品または交換部品を対象とした1年間の保証が付いています。 「漏れのない」装置を保証することはできませんが、漏れを最小限に抑えられるよう努めています。

納期

注文を受けてから部品の設計、調達までに通常10週間かかります。 その後、お客様の装置を当社施設に運んでいただき、10週間のリビルド作業を行います。 そのため、発注から納品までは合計で20週間かかります。

カスタマイズレベルの選択

Uniloyは、最初に装置を徹底的に検査してから、お客様とともにリビルドをカスタマイズします。 お客様はアップグレードや復元の程度を選択できます。 Uniloyでは多くの場合、リビルドの効果を最大限まで引き出すため、Uniloyが提供するアップグレードをお勧めしています。しかし、単に導入時と同じ技術で部品を修理、交換する方がお客様のニーズに合う場合は、そのようにいたします。

販売とサービス

詳細および装置のリビルドプロジェクトを開始するには、お近くのUniloy部品営業担当者にお問い合わせください。 十分なトレーニングを受けたUniloyのサービス担当者がお客様の施設に伺い、リビルドまたはこうしたパッケージの導入をお手伝いすることもできます。