Magna Vertical
回転式、シャトル式、固定式のテーブル設計
説明
Magna V竪型型締め装置を使用すると、インサート成形の利点を最大限まで引き出せるため、2種類の材料の組み合わせや、アセンブリコストの削減が容易です。 Magna Vは、繊細な電子部品の封入から金属面へのプラスチックのオーバーモールドまでこなし、多様な車載用途に対応できるため、二次成形操作を簡略化し、時間と費用を節約できます。
MilacronのMagna V装置では、クランプ、テーブル、射出装置の多種多様な構成を組み合わせることにより、あらゆるインサート成形用途に最適な構成が可能です。 水平テーブルと竪型クランプの組み合わせにより、重力の作用で1つまたは複数のインサートを丁寧かつ容易に保持できます。 回転式およびシャトル式テーブルのオープンクランプ設計により、予備成形、射出および二次成形操作を含む同時操作や複数個取り型に対応できる利点があります。 同時操作を簡単に自動化でき、しかも一貫した品質、高い生産性、高い利益率を維持できます。
Specification
モデル
米国標準
| Magna V | クランプ
力 |
射出
サイズ範囲 |
クランプ
ストローク |
最大
ゆとり |
最小
金型 |
最大金型
サイズ |
回転式テーブル
直径 |
シャトル
ストローク |
| 米トン | オンス | インチ | インチ | インチ | インチ | インチ | インチ | |
| 30 | 30 | 0.73～6.04 | 7.5 | 14.0 | 6.5 | 8 x 12 | 39.0 | 19.25 |
| 50 | 50 | 0.73～6.04 | 13.0 | 19.0 | 6.0 | 10 x 16 | 48.0 | 23.03 |
| 80 | 80 | 2.27～11.9 | 14.5 | 22.0 | 7.5 | 12 x 18 | 54.7 | 26.45 |
| 130 | 130 | 3.51～28.0 | 15.0 | 25.0 | 10.0 | 16 x 20 | 58.0 | 33.5 |
| 200 | 200 | 3.51～28.0 | 15.0 | 25.0 | 10.0 | 16 x 20 | 58.0 | 33.5 |
| 280 | 280 | 11.0～34.0 | 23.5 | 35.0 | 11.5 | 24 x 32 | 77.0 | – |
メートル系
| Magna V | クランプ
力 |
射出
サイズ範囲 |
クランプ
ストローク |
最大
ゆとり |
最小
金型 |
最大金型
サイズ |
回転式テーブル
直径 |
シャトル
ストローク |
| kN | g | mm | mm | mm | mm | mm | mm | |
| 30 | 27.2 | 20.7～171.4 | 190.5 | 355.6 | 165.0 | 203.2 x 203.2 | 991 | 489 |
| 50 | 45.5 | 20.7～171.4 | 330.2 | 482.6 | 152.4 | 254 x 406.4 | 1,219 | 592 |
| 80 | 72.7 | 64.4～337.4 | 368.0 | 558.8 | 190.5 | 304.8 x 457.2 | 1,390 | 926 |
| 130 | 117 | 99.5～794 | 381.0 | 635.0 | 254.0 | 406.4 x 508.0 | 1,473 | 926 |
| 200 | 180 | 99.5～794 | 381.0 | 635.0 | 254.0 | 406.4 x 508.0 | 1,473 | 851 |
| 280 | 254 | 311.0～1049 | 596.9 | 889.0 | 292.1 | 609.6 x 812.8 | 1,956 | – |
仕様
- Magna V 30仕様一覧 (PDF , 104 KB )
- Magna V 50仕様一覧 (PDF , 67 KB )
- Magna V 80仕様一覧 (PDF , 125 KB )
- Magna V 130仕様一覧 (PDF , 978 KB )
- Magna V 200仕様一覧 (PDF , 596 KB )
- Magna V 280仕様一覧 (PDF , 70 KB )
クランプ
オープンクランプ設計で製造、自動化が簡単
クランプ設計には、前部と両サイドが開で堅牢な竪型Cフレームを採用しています。
- 邪魔になるタイバーがないため、プラテンの先まで延長するインサートも可能
- 大型の回転式およびシャトル式テーブルを使用できるため、金型容量を拡大しつつ設置面積を縮小
- 金型段替え時や配管時のアクセスが簡単
- 自動化に向けた金型へのアクセスが簡単
制御装置
精密制御技術であらゆるアプリケーションに対応
MOSAIC制御システムは、高性能な制御システムで、すべての装置機能と関連部品の製造プロセスを制御、通信します。 MOSAIC制御システムを使用すると、信頼性、性能、使いやすさが向上し、プロセスを常に制御できます。
- 軸ごとに独立した前進・縮退動作用の手動キーを用意。
- オプション追加用として工場がプログラムを組み込めるボタンを装備。
- 装置の機能とオペレーター用手動キーは、合理的に集約・分散して配置。
- スイングアームマウントはオペレーターごとに最適の位置に配置できるため、成形領域が見やすくなります。
MOSAIC制御システムの特徴
- 15インチ型（対角381 mm）画面
- TFTフラットパネル
- タッチスクリーン式（アナログ抵抗膜式）デュアルIntelプロセッサー
- スイングアームマウント
- IP65等級保護（汚れや汚染の浸入から保護）
MOSAICのオペレーター画面の特徴
画面のレイアウトはわかりやすく、すっきりとまとまっており、簡単に理解できます。
関連するキーはまとめて直接アクセスできるため、装置設定が簡単。
データやテキストはポップアップ表示のキーボードで入力。
ドロップダウンの選択ボックスでリストからアイテムを選択。 照光付きオン／オフボタン。
言語と単位の選択。
MOSAICの制御画面表示
直感的に操作できるタッチスクリーン式
- 関連するキーは画面左端でまとめてアクセス
- 特殊機能のキーは画面右端に表示
- 画面上部のメッセージバーに、発生したアラームの内容、または有効なアラームがない場合は現行のメニューを表示
- 画面下部のステータスバーを一目見るだけで、センサーから実際に送られたフィードバック、現行のサイクル数、現在のログインユーザーなど、装置の重要なパラメーターに関する現在のステータスを確認できます。
［セットポイント概要］画面
- 1画面でクランプ、エジェクター、射出および押出成形機を設定
- ［初期設定］タブで定義されたとおりに構成
- 迅速な設定と調整
- オペレーター設定効率を向上
［射出設定］画面
- 押出装置の機能
- 射出セットポイント
- パック圧と保圧のセットポイント
- スプルー／スレッド
- 金型ゲートオプション
- 半自動パージオプション
型締め設定画面
トン数
金型高さ
開位置と閉位置
エジェクター
エア突き出し
［構成可能なI/O］画面
- 信号インターフェイスの突き抜けた柔軟性
- 8個の24 VDC入力または出力信号
- 信号は装置のサイクルステータスで設定
- 41の出力サイクル状態と14の入力許可
- 構成可能な入力用パルスタイマー
プロセスモニターのトレンドグラフィックス
- トレンドグラフィックスを使用し、トレンドをオンライン監視
- 監視対象の変数から選択（選択肢は50超）
［プロセス監視］画面
- プロセスの一貫性を追跡確認
- 時間と位置の高解像度フィードバック
- 選択可能なアラーム帯域
- 50を超えるリストから最大16個のパラメーターを選択
プロセスのグラフィック表示を改善
- 1～2つのグラフを表示可能
- 保存された参照ポイントとの比較が可能
- 使いやすいカーソル制御と拡大表示制御
- 調整可能な「Y」スケール
グラフィック表示での射出設定
- 最大10か所のセグメントの射出速度
- 位置、量、圧力、時間の各セグメントを移動
- 最大10ステップのパック／保持の圧力／時間／速度
- 油圧式またはメルト圧力を表示
- 圧力と速度の実際の値をグラフィック表示
オプション
テーブルオプション
回転式テーブル
- 複数の操作ができる柔軟なマルチステーションにより生産性を最大限まで向上
- 標準構成として2つまたは4つのステーション（底部金型）、カスタム構成として3つ、6つなど、必要な数のステーションで用意
- 全方位のライトカーテンにより、ガードがないテーブル周りでも複数の操作が可能
- 複数のステーションを簡単に自動化
- 金型の設定および操作時のアクセスが簡単
固定式テーブル
- 専用アプリケーションに最適
- 柔軟性に富んでいるため、小容量用途や複数の金型が不要な用途であれば、シンプルなものから複雑なものまで幅広い部品の製造が可能
シャトル式テーブル
- 成形時に2つの底部金型を使用することで、同時に部品のロードとアンロードが可能
- 回転式テーブルでは対応できないような長いインサートのアプリケーションでも製造可能
- 柔軟性に富み、1個取り型の製造も可能
- シャトル式テーブルは、位置センサーとメカニカルストップを使用した高精度の位置決め機能を備え、油圧シリンダーで横向きに動作
竪型クランプ／竪型射出成形も用意
既存の道具
- 従来どおりの横型で稼働
ホットランナー型
- サイクルごとにスプルー破損の懸念
部品設計
- 部品中央への射出が可能
- 標準（横型）金型ベースを使用
スプルー破損なし
- 一段と高速なサイクルタイム
- ホットランナー用途
ダウンロード
- Magna Verticalのパンフレット (PDF , 1 MB )
